医療従事者のストレス、マインドフルネスで軽減

米国国立衛生研究所臨床センターの常勤医療従事者78人を対象に、マインドフルネスを基にしたセルフケアトレーニング（MBSC）のストレス軽減効果と実現可能性を5週間の無作為化臨床試験で検討。知覚ストレス尺度10項目版でストレスの度合いを評価した。 modified intent-to-treat解析の結果、対照群と比べると、MBSC群はストレス（平均スコア17.29 vs. 18.54、P＝0.02）および不安感（同2.58 vs. 4.23、P＜0.001）が低下し、ポジティブな感情（同35.69 vs. 31.42、P＜0.001）、マインドフルネスの状態（state mindfulness、同3.74 vs. 2.78）およびマインドフルセルフケア（同7.29 vs. 5.54、＜0.001）が改善した。燃え尽き、ネガティブな感情、マインドフルネスの特性（trait mindfulness）の度合いに群間差はなかった。 ...