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整形外科の燃え尽きは研修医に多い

2020年9月15日  専門誌ピックアップ

米単施設の整形外科医を対象に、Maslach Burnout Inventoryを用いて燃え尽き症候群(情緒的消耗感、脱人格化)の重症度を評価。Areas of Worklife Surveyで職場環境の問題を6項目(仕事の負担、裁量権、報酬、共同体、公平性、価値観)に分類し、と燃え尽き症候群との関連を検討した。 整形外科医137人(レジデント41人、フェロー16人、指導医80人)が調査に回答した。脱人格化スコア平均はレジデントが最も高く、指導医、フェローの順で低下した(それぞれ10±6点、5±5点、4±4点、P<0.001)。情緒的消耗感スコア平均もレジデント、指導医、フェローの順で高かった(21±12点、17±10点、16±14点、P=0.11)。整形外科医全体で、情緒的消耗感および脱人格化の悪化に仕事の負担増加(相関係数:-0.50、P<0.001、-0.32、P<0.001)および仕事の裁量権の低下(同-0.50、P<0.001、-0.41、P<0.001)との強い関連が見られた。 ...