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ALSの機能低下速度が新規合剤で遅延

2020年9月18日  New England Journal of Medicine

米国発症後18カ月以内の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者137例を対象に、フェニル酪酸ナトリウム+taurursodiol合剤の有効性および安全性を多施設無作為化二重盲検試験で検証(CENTAUR試験)。主要評価項目は、24週時のALS機能評価尺度改訂版(ALSFRS-R、範囲0-48点、高値ほど機能良好)総スコアの低下率とした。 修正intention-to-treat解析の結果、ALSFRS-R総スコアの1カ月当たりの平均変化率は被験薬群-1.24点、プラセボ群-1.66点だった(差0.42点、95%CI 0.03-0.81、P=0.03)。等尺性筋力低下率や死亡までの期間などの副次的評価項目に有意差は見られなかった。被験薬群の有害事象は主に消化管関連のものだった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...