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BRCA陽性進行乳がん、veliparib+CP療法でPFS改善

2020年9月18日  The Lancet Oncology

生殖細胞系列BRCA1またはBRCA2遺伝子変異を有するHER2陰性進行乳がん患者513例を対象に、ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害薬veliparibのカルボプラチン+パクリタキセル(CP)療法への上乗せ効果を無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験(BROCADE3)で検討した。 intention-to-treat解析(veliparib+CP療法337例、対照のプラセボ+CP療法172例)の結果、無増悪生存期間(PFS)中央値はveliparib群14.5カ月、対照群12.6カ月だった(ハザード比0.71、95%CI 0.57-0.88、P=0.0016)。特に頻度の高いグレード3以上の有害事象は好中球減少症(veliparib群81% vs. 対照群84%)、貧血(42% vs. 40%)、血小板減少症(40% vs. 28%)だった。重篤な有害事象はveliparib群34%、対照群29%で認められた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご...