待機的腹部大手術を予定する貧血患者487例を対象に、術前10-42日前の鉄剤(カルボキシマルトース第二鉄)静注による貧血是正効果を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討(PREVENTT試験)。主要評価項目(解析対象474例)は輸血または死亡の複合転帰と、無作為化から術後30日までの輸血回数とした。 その結果、輸血または死亡の発生率はプラセボ群28%、鉄剤静注群29%(リスク比1.03、95%CI 0.78-1.37、P=0.84)、輸血回数はそれぞれ111回、105回だった(同0.98、0.68-1.43、P=0.93)。事前に設定した安全性評価項目のいずれについても有意な群間差は見られなかった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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