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気管支拡張症、brensocatibで臨床転帰改善

2020年9月18日  New England Journal of Medicine

過去1年間に2回以上の増悪を経験した気管支拡張症患者256例を対象に、DPP-1阻害薬brensocatib(10mgまたは25mg)の効果を第II相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。主要評価項目は初回増悪までの期間とした。 その結果、初回増悪までの期間の25パーセンタイル値は、プラセボ群67日に対し、brensocatib 10mg群134日、同25mg群96日だった(brensocatib 10mgでP=0.03、同25mgでP=0.04)。brensocatibの増悪の調整ハザード比は、10mg群0.58、25mg群0.62だった(P=0.046)。発生率比は、プラセボに対し10mg群0.64、25mg群0.75だった(P=0.17)。このほか、brensocatib両群で喀痰中の好中球エラスターゼ活性が低下した。特に注目すべき歯科および皮膚の有害事象の発現率は、それぞれbrensocatib 10mg群、25mg群でプラセボ群よりも高かった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳し...