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慢性腎臓病リスクは健康的な生活習慣で低下する

2020年9月20日  専門誌ピックアップ

生活習慣(食事、身体的活動、アルコール摂取、喫煙)の報告があり、調査開始時点で慢性腎臓病(CKD)がない成人のコホート研究(104件、参加者275万5719人)を対象に、修正可能な生活習慣因子とCKD発症率を関連付ける科学的根拠の一貫性を系統的レビューとメタ解析で評価した。 その結果、CKD発生オッズは、食事性カリウム摂取量および野菜摂取量が増えると有意に低下し(オッズ比0.78、0.65 to 0.94、同0.79、0.65-0.94)、塩分の摂取量が増えると有意に増加した(同1.21、1.06-1.38)。座りがちな生活と比べると、身体活動が活発だとCKD発生オッズが低下した(同0.82、0.69-0.98)。非喫煙者に比べ、喫煙者はCKD発生オッズの有意な増加と関連し(同1.18、1.10-1.27)、アルコール摂取なしに比べ、適量の摂取はCKDのリスク低下と関連した(相対リスク0.86、95% CI 0.79-0.93)。この関連は一貫していたが、根拠の確実性は低い、非常に低いのいずれかだった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示される...