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ヘアカラー使用とがんリスクの関連を調査

2020年9月21日  British Medical Journal

米国の看護師健康調査(Nurses' Health Study)に参加した女性11万7200人を対象に、永久染毛剤(ヘアカラー)の個人的使用とがんリスクおよび死亡率との関連を前向きコホート研究で検討。追跡期間は36年だった。 その結果、永久染毛剤の使用者では非使用者に比べ、非悪性黒色腫皮膚がんを除く固形がん(2万805例:ハザード比0.98、95%CI 0.96-1.01)、造血器がん全体(1807例:同1.00、0.91-1.10)、ほとんどの特定のがん(皮膚扁平上皮がん、膀胱がんなど)、がん関連死(4860例:同0.96、0.91-1.02)のリスク増加はなかった。基底細胞がんのリスクは永久染毛剤使用者でわずかに増加した(2万2560例:同1.05、1.02-1.08)。累積使用量と乳がん(エストロゲン受容体陰性、プロゲステロン受容体陰性、ホルモン受容体陰性)および卵巣がんのリスクに正の関連が認められた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコ...