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非転移性去勢抵抗性前立腺がん、ダロルタミドで3年OS改善

2020年9月22日  New England Journal of Medicine

非転移性去勢抵抗性前立腺がん患者1509例を対象に、アンドロゲン除去療法併用下でダロルタミドをプラセボと比較した第III相試験(ARAMIS試験)の全生存期間解析結果を報告。試験の主要評価項目に規定した無転移生存期間の解析結果が良好だったことを確認した後、プラセボ群の患者に非盲検下でダロルタミドを投与した。追跡期間中央値は29.0カ月だった。 その結果、3年時の全生存率(OS)はダロルタミド群83%、プラセボ群77%となり、ダロルタミド群で死亡リスクが31%低下した(死亡ハザード比0.69、95%CI 0.53-0.88、P=0.003)。全副次的評価項目(初回の症候性骨イベントまでの期間や細胞毒性化学療法の初回施行までの期間など)についても、ダロルタミドは有意な効果を示した。治療開始後の有害事象発現率は両群で同等で、新たな安全性の懸念事項は確認されなかった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...