慢性アキレス腱障害への生食大量注射は無効
2020年9月22日
British Medical Journal
腱中央部の慢性アキレス腱障害の成人患者80例を対象に、生理食塩液大量注射療法の有効性をプラセボ対照無作為化試験で検討。被験者を24週間の運動プログラムに加えて生理食塩液とリドカイン50mLの大量注射群とプラセボ2mL注射群に割り付けて比較した。24週時のVictorian Institute of Sports Assessment-Achilles(VISA-A)質問票(0-100点で、点数が低いほど重症)で疼痛および機能を評価した。 その結果、平均VISA-Aスコアの推定値は、大量注射群ではベースライン40.4点から24週時に59.1点へ、プラセボ群では36.9点から58.5点へ有意に改善したが、群間で効果に差はなかった(24週時の調整群間差0.5点、95%CI -17.8-18.8)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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