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乳がん温存術後の乳房部分照射、全乳房照射と転帰に差なし

2020年9月23日  専門誌ピックアップ

乳房温存手術を施行した早期乳がん患者520例(90%超が再発低リスク)で加速乳房部分照射(APBI)と全乳房照射(WBI)を比較した無作為化第III相試験(APBI-IMRT-Florence試験)の長期追跡結果を報告。追跡期間中央値は10.7年だった。 その結果、同側乳房内再発の10年累積発生率はWBI群2.5%(6例)、APBI群3.7%(9例)だった(ハザード比1.56、95%CI 0.55-4.37、P=0.40)。10年時の全生存率は両群91.9%(同0.95、0.50-1.79、P=0.86)、乳がん特異的生存率はWBI群96.7%、APBI群97.8%(同0.65、0.21-1.99、P=0.45)だった。APBI群はWBI群に比べて、急性毒性と遅発性毒性の発生率が有意に低く(いずれもP=0.0001)、医師評価と患者評価による整容性が有意に良好だった(いずれもP=0.0001)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこ...