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悪性黒色腫のICI治療、承認後の患者転帰を調査 英

2020年9月23日  専門誌ピックアップ

英国イングランドの全国データベースを用いて、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が転移性悪性黒色腫の第1選択治療薬として承認された2014年以降の処方を追跡し、患者転帰を調査した。 その結果、2014-18年に悪性黒色腫の診断を受けた患者5465例に全身療法(SACT)を実施し、そのうち2322例に第1選択薬のICIを投与していた。3年全生存率は、イピリムマブ(32%)、イピリムマブ+ニボルマブ併用(イピニボ療法)(56%)、ニボルマブ(51%)では無作為化比較試験の結果と一致したが、ペムブロリズマブ(40%)では予想を下回った。イピニボ療法はペムブロリズマブと比べて、30日死亡率が低かった(3.8% vs. 9.1%、P<0.0001)が、治療期間中央値の差を反映している可能性が示唆された(63日 vs. 192日)。イピニボ療法の25%、ペムブロリズマブの4%に治療関連の大腸炎による入院が発生していた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメ...