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関節過可動性に股関節形成不全が関連

2020年9月23日  The Journal of Bone & Joint Surgery

発育性股関節形成不全(DDH)患者ではその他の股関節に関する診断を受けた患者よりも全身関節の過可動性(generalized joint hypermobility:GJH)有病率が有意に高いという仮説を検証。股関節痛がある成人患者1004例を対象に、股関節の過可動性を評価した。評価基準にBeightonの9ポイント身体診察基準およびHakim-Grahameの5項目の病歴質問票を用いた。 一次診断時、患者の33.2%にDDHがあった。GJH陽性の有病率は、股関節形成不全ではない患者(32.8%)または形成不全と変形性関節症を有する患者(35.7%)と比べると、変形性関節症を有さない形成不全患者(77.9%)の方が有意に高かった(それぞれ、P<0.0001)。その他の診断を有する患者と比較すると、DDH患者のオッズ比は7.1(95%CI 5.1-10.0)だった。過可動性陽性の有病率は男性よりも女性で有意に高かった(オッズ比4.2、P<0.0001)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは...