COPDの夜間酸素投与の効果を確認できず

夜間低酸素血症があるが長期酸素療法の適応でない慢性閉塞性肺疾患（COPD）患者を対象に、夜間酸素投与の効果を二重盲検プラセボ対照無作為化試験で検討（INOX試験）。夜間測定記録時間の30％以上で酸素飽和度が90％未満の患者を対象とし、主要評価項目は、全死因死亡と長期酸素療法の必要性（NOTT基準で判定）の複合とした。 28施設で予定登録症例数600例中243例を無作為化した時点で、患者登録継続が困難なため、試験を早期中止した。追跡3年時、夜間酸素投与群の39.0％とプラセボ群の42.0％が長期酸素療法の適応基準を満たすか、死亡するかしていた（差－3.0ポイント、95％CI －15.1-9.1）。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 （こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...