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かかりつけ医での心房細動の任意型検診は有用か

2020年9月24日  British Medical Journal

オランダで心房細動(AF)の既往がない65歳以上の患者を対象に、任意型検診と通常診療の心房細動検出率をクラスター無作為化比較試験で比較。任意型検診群では、かかりつけ医受診者に脈拍触診、アルゴリズムを用いた電子血圧測定、1誘導心電図検査を実施し、1項目以上に異常があった場合に12誘導心電図検査を勧め、12誘導心電図検査でAFが発見されない場合は、さらにホルター心電図検査を勧めた。主要評価項目は、任意型検診と通常診療の1年間の新規AF診断率の差とした。 その結果、任意型検診群8874例、通常診療群9102例が追跡調査を完了し、それぞれ144例(1.62%)と139例(1.53%)にAFが検出された(調整オッズ比1.06、95%CI 0.84-1.35)。任意型検診対象者の4106例(44.5%)に12誘導心電図検査を実施し、26例(0.63%)にAFが検出された。ホルター心電図検査を実施した266例のうち4例にAFが検出された。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Comm...