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ループス腎炎にベリムマブ併用で完全寛解率改善

2020年9月26日  New England Journal of Medicine

21カ国107施設の活動性ループス腎炎患者448例を対象に、標準治療(ミコフェノール酸モフェチル、またはシクロホスファミド+アザチオプリン)と併用するベリムマブの有効性および安全性を第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討した(BLISS-LN試験)。 主要評価項目は104週時の腎反応(尿蛋白/クレアチニン比0.7以下、eGFRの再燃前からの低下率が20%未満またはeGFR 60mL/分/1.73m2以上、救済治療なし)、主な副次評価項目は完全寛解(尿蛋白/クレアチニン比0.5未満、eGFRの低下率10%未満またはeGFR 90mL/分/1.73m2以上、救済治療なし)とした。 その結果、主要評価項目達成率はベリムマブ群43%、プラセボ群32%(オッズ比1.6、95%CI 1.0-2.3、P=0.03)、副次評価項目達成率はそれぞれ30%、20%(同1.7、1.1-2.7、P=0.02)だった。腎関連イベントまたは死亡の発生率はベリムマブ群の方がプラセボ群よりも低かった(ハザード比0.51、0.34-0.77、P=0.001)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募...