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週1回投与のインスリン、P2で有効性と安全性確認

2020年9月26日  New England Journal of Medicine

基礎インスリンアナログinsulin icodec週1回投与の有効性と安全性を26週間の第II相無作為化二重盲検ダブルダミー試験で検討。インスリンによる長期治療歴がなく、メトホルミン服用中のコントロールが不十分な(HbA1c値7.0-9.5%)2型糖尿病患者247例(DPP4阻害薬併用の有無は問わず)を対象とし、1日1回投与のインスリングラルギンU100と比較した。主要評価項目は、HbA1c値のベースラインから26週までの変化量とした。 その結果、HbA1cの推定平均変化量は、icodec群で−1.33ポイント、グラルギン群で−1.15ポイント、26週時点の推定平均値はそれぞれ6.69%、6.87%、ベースラインからの変化量の推定群間差は−0.18ポイント(95%CI -0.38-0.02、P=0.08)だった。レベル2(血糖値54mg/dL未満)、レベル3(重度の認知障害)の低血糖発現率は低かった(icodec群で0.53件/人年、グラルギン群で0.46件/人年、推定率比1.09、95%CI 0.45-2.65)。インスリン関連の重要な有害事象に群間差はなく、過敏症と注射部位反応の...