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膵神経内分泌腫瘍で免疫療法の標的となり得るサブタイプを特定

2020年9月27日  専門誌ピックアップ

膵神経内分泌腫瘍(P-NET)の分子サブタイプ別に治療の可能性を探索すべく、トランスクリプトーム プロファイリングプラットフォームのP-NET検体207個(訓練コホート72検体、検証コホート135検体)を対象に、免疫関連遺伝子600個の差次的発現解析を実施した。 その結果、先行研究で定義した4つのP-NET分子サブタイプを分類する遺伝子132個の免疫シグネチャーを同定した。このうち全体の26-31%を占めるMLP(metastasis-like primary)-1サブタイプには、免疫関連遺伝子の発現量増加、予後不良およびがんゲノム進化イベント[ダメージ関連分子パターン(viral mimicry)の増加につながる酸素欠乏およびネクロトーシス状態の腫瘍増大、インターフェロン遺伝子経路の刺激、T細胞炎症性遺伝子、免疫チェックポイント標的、T細胞媒介およびM1マクロファージ媒介免疫逃避機構]と強い関連が認められた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事への...