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腰痛患者のNSAID“アレルギー”でオピオイド使用障害リスク上昇

2020年9月28日  専門誌ピックアップ

米国で慢性腰痛患者4万7114例を対象に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)“アレルギー”とオピオイド使用障害(OUD)との関連を後ろ向き試験で検討。3620例(7.7%)がNSAIDによる薬物有害反応(ADR)を自己報告した。 傾向スコアマッチング分析の結果、NSAID薬物有害反応なしに比べると、NSAID薬物有害反応がある患者はOUDのオッズが高かった(オッズ比1.34、95%CI 1.07-1.67)。OUD発生のその他の危険因子に、若年、男性、メディケイド加入、メディケア加入、前年の入院・外来受診回数が多い、不安・うつ病の併存があった。NSAID薬物有害反応がある患者は試験期間中のオピオイド処方のオッズが高かった(同1.22、1.11-1.34)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...