1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. オシメルチニブ治療中のILD、ニボルマブ治療歴と関連か

オシメルチニブ治療中のILD、ニボルマブ治療歴と関連か

2020年9月28日  専門誌ピックアップ

日本国内でオシメルチニブによる治療を実施した上皮成長因子受容体T790M陽性非小細胞肺がん患者3578例を対象に、治療中の間質性肺疾患(ILD)進行の特徴を市販後のデータを用いて調査した。 その結果、245例(6.8%)に252件のILDイベントが発症し、治療開始から最初ILD発症までの時間の中央値は63.0日、29例が死亡した。ニボルマブ治療歴(調整オッズ比2.84、95%CI 1.98-4.07)およびILDの既往歴または合併(同3.51、2.10-5.87)が、ILD発症と可能性のある関連因子として特定された。ニボルマブ治療歴のある患者のILD発症数と割合は、オシメルチニブ治療開始前1カ月以内にニボルマブ治療を中止した患者で最も高く、ニボルマブ治療終了からオシメルチニブ治療開始までの期間が長いほどILD発症率と割合が減少した。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...