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小児のCOVID-19入院率はインフルエンザと同等

2020年9月28日  専門誌ピックアップ

米国ワシントンDCの国立小児病院で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)または季節性インフルエンザで入院した小児患者1717例を対象に、臨床像の類似点と相違点を後ろ向きコホート研究で検討した。 COVID-19入院患児は315例(男児52%、年齢中央値8.3歳)、季節性インフルエンザ入院患児は1402例(男児53%、年齢中央値3.9歳)だった。主要評価項目に規定した入院率(17% vs. 21%、P=0.15)、集中治療室入院率(6% vs. 7%、P=0.42)、機械的人工呼吸器の使用(3% vs. 2%、P=0.17)は同等だった。COVID-19入院患児のほうが季節性インフルエンザ入院患児よりも、発熱(76% vs. 55%、P=0.005)、下痢または嘔吐(26% vs. 12%、P=0.01)、頭痛(11% vs. 3%、P=0.01)、体の疼痛または筋肉痛(22% vs. 7%、P=0.001)、胸痛(11% vs. 3%、P=0.01)を報告した割合が高かった。ただし、COVID-19患児とインフルエンザ患児の咳嗽(48% vs. 31%、P=0.05)と息切れ(...