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嗅覚異常のCOVID-19、MRIで嗅裂に一過性の閉塞確認

2020年9月27日  専門誌ピックアップ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の嗅覚機能消失(OFL)病変を前向き単施設症例対照研究で検討。OFLを来したCOVID-19患者20例を対象に、3テスラMRIで疾患初期と1カ月後の嗅裂を評価した。 COVID-19患者の疾患初期嗅覚スコアは平均2.8±2.7で、20例中19例にMRIで嗅裂の完全閉塞が認められた。年齢をマッチさせた健康対照群20例は嗅覚スコアが正常で、MRIでも嗅裂閉塞は認められなかった。1カ月後の追跡調査では、嗅覚スコアは8.3±1.9に改善し、嗅裂閉塞の所見があったのは20例中7例のみだった。嗅覚スコアと嗅裂閉塞との間には相関性が見られた(P=0.004)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...