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心房細動へのDOAC、推奨量守らないと死亡リスク増

2020年9月29日  Journal of the American College of Cardiology

2013-16年の国際共同前向き観察試験GARFIELD-AFに参加した心房細動(AF)患者のうち直接経口抗凝固薬(DOAC)を投与した1万426例を対象に、DOAC投与量が2年後の転帰に及ぼす影響を検討した。 その結果、大部分の患者に各国のガイドラインに従った推奨量を投与していた(推奨量72.9%、過少量23.2%、過多量3.8%)。非推奨量(過少量および過多量)に全死因死亡リスク上昇との関連が認められた(ハザード比1.24、95%CI 1.04-1.48、過少量のハザード比1.25、1.04-1.50、過多量のハザード比1.19、0.83-1.71)。超過死亡は、心不全や心筋梗塞などの心血管死だった。脳卒中・全身性塞栓症(同1.51、0.79-2.91)および大出血のリスク(1.29、0.59-2.78)には、有意なリスク上昇の傾向は見られなかった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...