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研修医主導の術後鎮痛プロトコルで耳鼻科のオピオイド処方減

2020年9月30日  The Laryngoscope

三次大学病院単施設の耳鼻咽喉科で手術を施行した成人患者738例を対象に、レジデントが主導する術後鎮痛プロトコルによるオピオイド処方抑制効果を後ろ向きコホート研究で検討。 プロトコル導入前後の各12カ月間を比較した結果、導入後に総モルヒネミリグラム等価量が26%低下した(P<0.0001)。オピオイドのリフィルを要した患者数が49%、モルヒネミリグラム等価量が16%低下した(P<0.001)。手術別のモルヒネミリグラム等価量低下率は、甲状腺および副甲状腺摘出術が最も大きく(84%、P<0.001)、次いで鼻中隔形成術(30%、P=0.001)、扁桃摘出術(18%、P<0.001)だった。リフィル処方を受けた患者数は全手術で低下し、低下率は扁桃摘出術54%、鼻中隔形成術67%、甲状腺および副甲状腺摘出術80%、中耳手術100%だった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...