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医療者のSARS-CoV-2血清抗体保有率、勤務科で差

2020年10月1日  専門誌ピックアップ

英国で、無症状の医療従事者545人を対象に、SARSコロナウイルス2(SARS-CoV-2)血清有病率を横断研究で検証。研究は2020年4月24-25日に実施され、被験者は鼻腔スワブ検体および静脈血検体を提供した。 その結果、SARS-CoV-2ウイルス保有の点有病率は2.4%、SARS-CoV-2抗体血清有病率は24.4%だった。血清有病率は症候性疾患既往者の方が無症状者よりも高く(37.5% vs. 17.1%、χ2=21.1034、P<0.0001)、抗体反応量も高かった。血清有病率は、清掃業務(34.5%)、救急内科(33.3%)、一般内科(30.3%)の職員で高く、ICU職員(14.8%)で低かった。血清陽性リスクはBAME(黒人、アジア人、その他の少数民族)で有意に高く(オッズ比1.92、95%CI 1.14-3.23、P=0.01)と、ICU勤務で有意に低かった(同0.28、0.09-0.78、P=0.02)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください...