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青少年期のSSRI治療で糖尿病リスクわずかに上昇

2020年10月1日  JAMA Psychiatry

米国の公的保険(Medicaid Analytic eXtract、2000-14年)と民間保険(IBM MarketScan、2003-15年)のデータベースを基に、青少年の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)治療と2型糖尿病リスクの関連をコホート研究で検討。解析対象は、SSRIの適応となる診断を受けた10-19歳の青少年158万2914例とした。 公的保険加入者では、SSRI治療の開始は未治療に比べて、2型糖尿病ハザード13%増加と関連した(intention-to-treat解析で調整ハザード比1.13、95%CI 1.04-1.22)。この関連は継続的なSSRI治療で強くなり(as-treated解析で調整ハザード比1.33、1.21-1.47)、治療期間2年以上の患者1万例当たりの2型糖尿病追加症例は6.6だった。2型糖尿病の調整ハザード比は、民間保険加入者の方が低かった(intention-to-treat解析で1.01、0.84-1.23、as-treated解析で1.10、0.88-1.36)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (...