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KRAS変異陽性進行固形がんへのソトラシブ、P1で抗腫瘍活性確認

2020年10月1日  New England Journal of Medicine

KRAS p.G12C遺伝子変異陽性進行固形がん患者129例[非小細胞肺がん(NSCLC)59例、大腸がん42例、その他の腫瘍28例]を対象に、KRASG12C阻害薬ソトラシブ(1日1回経口投与)の安全性、薬物動態、客観的奏効を第I相試験で検討した。 対象患者の治療歴中央値は3レジメンだった。用量制限毒性や治療関連の死亡は認められなかった。計73例(56.6%)に治療関連の有害事象が認められ、そのうち15例(11.6%)はグレード3または4だった。NSCLCでは32.2%(19例)に客観的奏効(完全寛解または部分寛解)、88.1%(52例)に病勢制御(客観的奏効または安定)が認められた。無増悪生存期間中央値は6.3カ月だった。大腸がんでは7.1%(3例)に奏効が確認され、73.8%(31例)に病勢制御が見られた。無増悪生存期間の中央値は4.0カ月だった。膵臓がん、子宮内膜がん、虫垂がん、メラノーマでも奏効が認められた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) ...