1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. ABPA/ABPMの新規診断基準、既存基準より高い診断感度

ABPA/ABPMの新規診断基準、既存基準より高い診断感度

2020年10月3日  専門誌ピックアップ

東海大学医学部呼吸器内科学の浅野浩一郎氏らの研究グループが、10項目から成る新たなアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)/病理学的アレルギー性気管支肺真菌症(ABPM)診断基準を提唱。ABPM患者79例、非真菌性のアレルギー性ムチン患者37例、慢性好酸球性肺炎患者64例、アスペルギルス感作の重症喘息患者26例を対象に、診断精度を評価した。 その結果、病理学的ABPMの診断感度は新規基準96.2%、Rosenberg-Patterson基準25.3%、国際医真菌学会(ISHAM)基準77.2%、医師の診断によるABPA/ABPM(患者計179例)では94.4%、49.2%、82.7%、受信者動作特性曲線下面積は0.98、0.85、0.90だった。アスペルギルス以外の真菌陽性ABPMの診断感度は新規基準90.5%、Rosenberg-Patterson基準14.3%、ISHAM基準47.6%だった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメン...