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膝OA、歩行速度が低下すると死亡リスク上昇

2020年10月3日  専門誌ピックアップ

変形性膝関節症(膝OA)の大規模コホート研究3件(JoCoOA、OAI、MOST)のデータを用いて、歩行速度と死亡リスクの関連を検討。JoCoOAでは2.4m歩行テスト(短距離)、OAIとMOSTでは20m歩行テスト(標準距離)を用いて調査開始時の歩行速度を測定した。 追跡期間9年の結果、死亡率は、JoCoOAコホートで23.3%、OAI+MOSTコホートで5.9%だった。短距離と標準距離の歩行テストで速度が0.2m/秒低下すると死亡リスクがそれぞれ23%(調整ハザード比1.23、95%CI 1.10-1.39)と25%(同1.25、1.09-1.43)上昇した。短距離歩行テストでは速度0.5m/秒未満、標準的距離の歩行テストでは速度1.2m/秒未満が死亡リスク識別の至適閾値だった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...