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妊娠で多発性硬化症の発症が3年以上遅延か

2020年10月5日  JAMA Neurology

多発性硬化症の初期症状となる単一の脱髄性症状(clinically isolated syndrome:CIS)を初めて発症した女性患者2557例を対象に、妊娠とCIS発症との関連を多施設共同コホート研究で検討。CIS発症前に1188例(46%)に1回以上の妊娠歴(流産および人工妊娠中絶も含む)、1100例(43%)に1回以上の出産歴(生産と死産を含む妊娠20週超の出産)があった。 その結果、妊娠または出産歴のある女性は妊娠歴のない女性よりCIS発症が遅かった(ハザード比0.68、95%CI 0.62-0.75、P<0.001、中央値3.3年遅延)。出産歴のある女性は出産歴のない女性よりもCIS発症の遅延がみられた(同0.68、0.61-0.75、P<0.001、中央値3.4年遅延)。妊娠または出産回数の増加にCIS発症遅延との関連はなかった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...