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強迫性障害疑いの小児は視床が大きい

2020年10月5日  専門誌ピックアップ

一般住民対象の出生コホート研究(Generation R study)に参加した9-12歳小児2551例を対象に、強迫性症状および強迫性障害(OCD)と脳の形態との関連を検討。強迫性症状の評価に簡易版の強迫性障害診断ツール(SOCS)、構造的MRIの画像処理にFreeSurfer、画像解析にvertexwise analysisを用いた。 その結果、OCDの疑いがある小児(164例)は、強迫性症状のない小児よりも視床が大きかった(Cohen’s d=0.16、P=0.044)。解析では、強迫性症状と右下頭頂皮質厚に正の関連が示されたが、あらゆる問題行動(behavioral problems)で調整後、関連は消失した。SOCSスコアは、頭蓋内容積と負の相関があった(B=-2444、P=0.038)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...