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慢性腎臓病の心血管リスクに炭酸ランタンは無益?

2020年10月5日  専門誌ピックアップ

ステージIIIbまたはIVの慢性腎臓病(CKD)で血清リン酸塩濃度が1.00mmol/L超(3.10mg/dL)の患者278例を対象に、炭酸ランタンによる血管石灰化および動脈硬化度への影響を多施設共同二重盲検試験で検討した(IMPROVE-CKD試験)。 その結果、96週時の頸動脈-大腿動脈間脈波伝播速度は、炭酸ランタン群とプラセボ群間に有意な違いはなかった。腹部大動脈石灰化、血清リン酸塩濃度、副甲状腺ホルモン、線維芽細胞増殖因子23(FGF23)および24時間尿中リン酸にも群間で有意な違いは認められなかった。炭酸ランタン群の46%、プラセボ群の47%に重篤な有害事象が発現した。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...