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2009-17年のステント内再狭窄後PCI実施状況の傾向

2020年10月6日  Journal of the American College of Cardiology

米国で冠動脈ステント留置術後にステント内再狭窄(ISR)を来し経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を実施した患者の傾向、臨床症状、治療戦略および院内転帰を調査。全米心血管データ登録(NCDR)内のDiagnostic Catheterization and Percutaneous Coronary Intervention(CathPCI)レジストリから2009-17年のデータを後ろ向きに収集し、解析した。 その結果、PCIを実施した510万394例のISRに対するPCI実施率は10.8%だった。ベアメタルステントのISR患者は、2009年第3四半期の2.6%から2017年第2四半期の0.9%に低下し(P<0.001)、薬剤溶出ステント(DES)のISR患者は同期間で5.4%から6.3%に増加した(P<0.001)。PCIを実施したISR患者は、ST上昇型または非ST上昇型心筋梗塞を発症する可能性が低かった(いずれもP<0.001)。傾向スコアでマッチさせたISR患者と非ISR患者間で、院内合併症率および入院期間に有意差はなかった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを...