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白内障手術後のIOL脱臼の危険因子となるレンズ特性

2020年10月8日  専門誌ピックアップ

白内障手術を施行した患者4万6632例6万8199眼を対象に、眼内レンズ(IOL)の特性が術後のIOL脱臼(dislocation)に及ぼす影響を医療記録レビューで検討した。 その結果、in-the-bag(ITB)脱臼の発生率は0.16%、out-of-the-bag(OTB)脱臼では0.05%だった。ITB脱臼については親水性IOL(調整後ハザード比2.35、95%CI 1.45-3.8)、quadripode IOL(同2.01、1.04-3.86)、ハプティクスの角形成(1.61、1.04-2.48)がリスク増加と有意に関連し、スリーピースIOL(同0.58、0.34-0.98)、IOL全径高値(同0.79、0.66-0.95)がリスク低下と関連した。OTB脱臼についてはシリコンIOL(同18.81、5.84-60.58)、親水性IOL(同2.12、0.62-7.29)がリスク増加、IOL全径高値がリスク低下と関連した(同0.40、0.25-0.63)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります...