中心性肥満で全死因死亡リスク上昇

中心性肥満と全死因死亡リスクとの関連を系統的レビューとメタ解析で検討。中心性肥満の指標［腹囲、臀囲、大腿周囲長、ウエスト/ヒップ比、ウエスト/身長比、ウエスト/大腿周囲比、体脂肪指数（body adiposity index：BAI）、A Body Shape Index（ABSI）など］3項目以上の全死因死亡リスクを報告した前向きコホート研究72報（252万8297例）を対象とした。 要約ハザード比は以下の通りだった――腹囲10cm増加 1.11（95％CI 1.08-1.13、I2＝88％、50報）、臀囲10cm増加 0.90（同0.81-0.99、I2＝95％、9報）、大腿周囲長5cm増加 0.82（同0.75-0.89、I2＝54％、3報）、腹囲/臀囲比0.1単位増加 1.20（同1.15-1.25、I2＝90％、31報）、腹囲/身長比0.1単位増加 1.24（同1.12-1.36、I2＝94％、11報）、腹囲/大腿比0.1単位増加 1.21（同1.03-1.39、I2＝97％、2報）、BAI 10％増加 1.17（同1.00-1.33、I2＝75％、4報）、ABSI 0.0...