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妊娠中のストレスが児のテロメア長に影響

2020年10月9日  専門誌ピックアップ

母子656組を対象に、妊娠中の母親の心理的レジリエンスと新生児のテロメア長の関連を検討。妊娠期間中に母親のストレス、妊娠中の出来事に対する否定的・肯定的な情緒反応、前向きな感情、社会的支援を複数回評価し、主成分分析で潜在因子(ストレスと前向き思考)を特定した。テロメア長は、出産直後の臍帯血から抽出した白血球を用いて測定した。 その結果、母親のストレスで児のテロメア長短縮(β=-0.079)、前向き思考でテロメア長伸長(β=0.135)が有意に予測できた。母親のレジリエンスに児のテロメア長と有意な正の関連が認められ(β=0.114、95%CI 0.035-0.189)、レジリエンスの1標準偏差増加でテロメア長の12%伸長が予測できた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...