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検診で発覚した高血圧、その後の治療が不十分

2020年10月9日  専門誌ピックアップ

日本国内で、集団検診で新たに高血圧の診断を受けた40-74歳の患者の治療の状況とその後4年間の血圧の経時的変化を全国コホート研究で評価した。 検診参加者15万3523例(平均年齢49.7歳)で、新たに1万6720例(10.9%)がI度高血圧[収縮期血圧(SBP)140-159mmHg]、4150例(2.7%)がII-III度高血圧(160mmHg以上)の診断を受けた。I度高血圧群の15.9%とII-III度高血圧群の36.3%が検診後1年以内に内科的治療を開始した。傾向スコアマッチングを用いた線形の一般化推定方程式で、内科的治療を受けると、I度高血圧群でSBP 5.77mmHg、拡張期血圧(DBP)3.82mmHg低下、II-III度高血圧群でSBP 14.69mmHg、DBP 8.42mmHg低下することが示された。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...