進行前立腺がん、補助放射線療法でEFS改善せず

根治的前立腺摘除後の即時補助放射線療法と早期救済放射線療法の効果をprospective framework for adaptive meta-analysis（FAME、解析対象の試験進行中にレビューを開始する手法）を用いた系統的レビューで検討。中リスクまたは高リスクの局所または局所進行前立腺がん患者（18歳以上）で即時補助放射線療法と早期救済療法を比較した無作為化試験3件を特定し、計2153例（補助放射線療法1075例、早期救済放射線療法1078例）の無イベント生存期間（EFS）を解析した。 解析時点で、421例（39.1％）が治療を開始していた。追跡期間中央値は60-78カ月、最大追跡期間は132カ月だった。年齢中央値は64-65歳、ほとんどの患者がグリーソンスコア7だった（77.6％）。270件のイベントに基づくメタ解析では、補助放射線療法が早期救済放射線療法と比較して無イベント生存を改善するという根拠は示されず（ハザード比0.95、95％CI 0.75-1.21、P=0.70）、5年無イベント生存率（89％ vs 88％）の差はわずか1パーセントだった。結果は試験間で一致...