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成人T細胞性白血病/リンパ腫、非多発地域の患者転帰

2020年10月10日  専門誌ピックアップ

成人T細胞白血病-リンパ腫(ATL)の原因ウイルスHTLV-1の感染は、人々の移住に伴い日本の西南部から他の地域にも増加していると考えられる。そこで、2010-15年の大阪府がん登録から化学療法を施行した70歳以下のATL患者91例のデータを抽出し、非多発地域の大都市圏での患者転帰を後ろ向き解析で検討した。 その結果、追跡期間中央値988日での2年全生存率は21.9%、全生存期間中央値は9.8カ月だった。2年全生存率は移植施行患者群21.4%、非施行患者群22.2%で、統計的有意差は見られなかった。傾向スコアで調整した解析で同種移植は良好な予後の予測因子ではなかった(log-rank検定のP=0.86)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...