1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. PD-L1高発現の非小細胞肺がん、アテゾリズマブでOS改善

PD-L1高発現の非小細胞肺がん、アテゾリズマブでOS改善

2020年10月10日  New England Journal of Medicine

化学療法歴がなく、腫瘍細胞の1%以上または腫瘍浸潤免疫細胞の1%以上にプログラム死リガンド1(PD-L1)の発現を認める転移性非小細胞肺がん患者572例を対象に、アテゾリズマブの効果をプラチナ製剤ベースの化学療法と比較する無作為化非盲検第III相試験を実施。主要評価項目は全生存期間とし、PD-L1の発現状態により階層的に検定した。 EGFRとALKが野生型の腫瘍でPD-L1発現量が最も高かったサブグループ(205例)では、全生存期間中央値はアテゾリズマブ群の方が化学療法群よりも7.1カ月長かった(20.2カ月 vs. 13.1カ月、死亡のハザード比0.59、P=0.01)。アテゾリズマブ群の90.2%と化学療法群の94.7%に有害事象が発現し、グレード3または4の有害事象発現率はそれぞれ30.1%、52.5%だった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...