1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. MERSにIFNβ-1b+ロピナビル・リトナビルで死亡率低下

MERSにIFNβ-1b+ロピナビル・リトナビルで死亡率低下

2020年10月11日  New England Journal of Medicine

サウジアラビアの9施設で、臨床検査で中東呼吸器症候群(MERS)が確認された入院患者95例を対象に、遺伝子組換え型インターフェロン(IFN)β-1bとロピナビル・リトナビル併用の効果を検討する無作為化適応的二重盲検プラセボ対照試験を実施。主要評価項目は90日全死因死亡率とした。 併用群の28%とプラセボ群の44%が90日目までに死亡した。アダプティブデザインを考慮した主要評価項目の解析では、リスク差は-19パーセントポイント(97.5%CIの上限-3、片側のP=0.024)だった。サブグループ解析では、発症後7日以内の投与によって、プラセボよりも90日死亡率が低くなったことが明らかになった(相対リスク0.19、95%CI 0.05-0.75)。併用群の9%とプラセボ群の19%に重篤な有害事象が発現した。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...