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HPVワクチン接種で浸潤性子宮頸がんリスクが大幅に低下

2020年10月12日  New England Journal of Medicine

スウェーデンの人口統計と保健に関する全国登録簿を用いて、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種と浸潤性子宮頸がんリスクの関連性を検討。2006-2017年に登録された10-30歳の女児および女性集団167万2983例を追跡した。 その結果、4価HPVワクチン接種を受けた女性19例、受けなかった女性538例が子宮頸がんの診断を受けていた。10万人当たりの子宮頸がん累積発生率は、ワクチン接種を受けた女性で47例、受けなかった女性で94例だった。追跡調査時の年齢で補正し、ワクチン接種集団と非接種集団を比較して求めた発生率比は0.51(95%CI 0.32-0.82)、さらに他の共変数によって補正した発生率比は0.37(95%CI 0.21-0.57)だった。全共変数で補正した発生率比は、17歳未満でワクチンを接種した女性で0.12(95%CI 0.00-0.34)、17-30歳でワクチンを接種した女性で0.47(95%CI 0.27-0.75)だった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは...