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10代のスポーツ関連脳振盪の診断に瞳孔対光反射が有用

2020年10月14日  JAMA Ophthalmology

スポーツ関連脳振盪(SRC)の診断を受けた12-18歳の運動選手98例と健常対照者134例を対象に、脳振盪の生理学的バイオマーカーとしての瞳孔対光反射(PLR)の有用性を前向きコホート研究で検討。瞳孔の評価は脳振盪発生後12.0日時(中央値)に実施した。 ボンフェローニ補正解析の結果、対照群に比べ運動選手群で、9項目中8項目に有意な測定値増加が見られ、瞳孔最大径は運動選手群4.83mm、対照群4.01mm(差0.82)、最小径は2.96mm、2.63mm(差0.33)、収縮率は38.23%、33.66%(差4.57)、収縮速度の平均値は3.08mm/分、2.50mm/分(差0.58)、ピーク値は4.88mm/分、3.91mm/分(差0.97)、拡張速度の平均値は1.32mm/分、1.22mm/分(差0.10)、ピーク値は1.83mm/分、1.64mm/分(差0.19)、75%再拡張までの時間(T75)は1.81秒、1.51秒(差0.19)だった。対照群で運動後にPLR測定値の低下が見られた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではあり...