PTSDで認知症リスクが大幅に上昇

心的外傷後ストレス障害（PTSD）と認知症リスクの関連を系統的レビューおよびメタ解析で検討。縦断研究8件（対象計169万3678人）を対象に、PTSDに伴う認知症リスクを定量化した。 その結果、PTSDにあらゆる原因による認知症の有意なリスク上昇と関連が見られ、統合ハザード比1.61（95％CI 1.43-1.81、I2＝85.8％、P＜0.001）だった。統合ハザード比は、退役軍人で1.61（同1.46-1.78、I2＝80.9％、P＜0.001、研究5件、対象計90万5896人）、一般人口で2.11（同1.03-4.33、I2＝91.2％、P＜0.001、研究3件、対象計78万7782人）だった。バイアスのリスクが高い研究を除外した後も、PTSDと認知症との関連は依然として有意だった（ハザード比1.55、95％CI 1.39-1.73、I2＝83.9％、P＜0.001、研究7件、対象計168万4928人）。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 （全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事への...