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出生前アセトアミノフェン曝露でADHDリスク上昇

2020年10月15日  JAMA Pediatrics

カナダの小児345例を対象とした出生コホート研究で、胎便を用いて測定した出生前アセトアミノフェン曝露と児の6-7歳時の注意欠陥多動性障害(ADHD)を検討した。 その結果、199例(57.7%)の胎便からアセトアミノフェンが検出され、33例(9.6%)がADHDと診断された。アセトアミノフェンの検出が未検出に比べてADHDのオッズ増加と関連し(オッズ比2.43、95%CI 1.41-4.21)、曝露量2倍増加当たりADHDのオッズが10%増加した(同1.10、1.02-1.19)。アセトアミノフェンが検出された児の10歳時の安静時MRI検査では前頭頭頂-感覚運動野の結合性の変化が認められ、この結合性の変化がアセトアミノフェン曝露と多動性の関連を媒介していた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...