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日帰り腹腔鏡下副腎摘除術は安全に実施可能

2020年10月15日  専門誌ピックアップ

2005-16年に待機的腹腔鏡下副腎摘除術を受けた患者4807例を対象に、外来での日帰り腹腔鏡下副腎摘除術の転帰と施行状況の推移を検討。患者の特定には米国外科学会手術の質改善プログラム(ACS NSQIP)データベースを用いた。 その結果、88例(1.8%)が外来日帰り手術を受け(同日退院)、4719例(98.2%)が手術後に入院した。交絡因子で調整後、同日退院と30日全合併症(オッズ比1.17、95%CI 0.35-3.85、P=0.80)および予定外の再入院(ハザード比2.77、95%CI 0.86-8.96、P=0.09)との間に関連はみられなかった。ACS NSQIP参加病院で腹腔鏡下副腎摘除術を日帰りで施行した割合は調査期間を通して低く(1年当たり0-3.1%)、経時的な増加傾向を示すエビデンスはなかった(P=0.21)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投...