ESD中断の関連因子に表面型0-I型大腸腫瘍
2020年10月17日
Surgical Endoscopy
横浜市立大学附属市民総合医療センターで大腸内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行した患者1012例の表面型大腸腫瘍1116個を対象に、大腸ESD中断の関連因子を後ろ向き研究で検討。14病変(1.3%)でESD中断が報告されていた。 多変量解析で、肉眼的分類で表面型0-I型の腫瘍がESD中断に対する唯一の術前独立危険因子で、筋層牽引所見がESD中断の唯一の重要な徴候となり得ることが示された。表面型0-I型腫瘍の切除可能性および根治可能性は、主に側方発育型の腫瘍よりも顕著に低かった。ESD中断例で、表面型0-I型の腫瘍、筋層牽引所見および粘膜下層深部浸潤が認められる頻度が顕著に高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。