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性と生殖に関する健康が心血管疾患リスクに関連

2020年10月17日  British Medical Journal

生殖可能年齢にある女性の生殖関連因子とその後の心血管疾患リスクをアンブレラレビューで検討。複数の危険因子を評価したレビュー32件(平均追跡期間7-10年)を解析対象とした。 複合心血管疾患との関連は、妊娠高血圧腎症、死産、早産で2倍、妊娠高血圧、胎盤早期剥離、妊娠糖尿病、早期卵巣機能不全で1.5-1.9倍、早発初経、多嚢胞性卵巣症候群、出産歴、早発閉経で1.5倍未満だった。母乳育児期間が長くなるほど心血管リスクが低下した。 虚血性心疾患との関連は、妊娠高血圧腎症、反復性の妊娠高血圧腎症、妊娠糖尿病、早産で2倍以上、混合型経口避妊薬の使用中、反復性流産、早期卵巣機能不全、早発閉経で1.5-1.9倍、自然流産、多嚢胞性卵巣症候群、閉経期症状で1.5倍未満だった。 脳卒中の転帰との関連は、経口避妊薬(混合型経口避妊薬またはプロゲステロン単剤)の現在の使用、子癇前症、反復性の子癇前症で2倍以上、混合型経口避妊薬の現在の使用、妊娠糖尿病、早産で1.5-1.9倍、多嚢胞性卵巣症候群で1.5倍未満だった。心不全との関連は妊娠高血圧腎症で4倍だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募...