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眼感染症を検出する「Direct Strip PCR」の診断精度良好

2020年10月17日  Ophthalmology

DNA精製操作を要さず20μLの検体から短時間(処置時間1分、検査時間33分)でぶどう膜炎の病原体9種を検出するマルチプレックス固相リアルタイムPCRキット「Direct Strip PCR」を新たに開発。日本国内の18施設で感染性ブドウ膜炎患者計511例と対照者を対象に、Direct Strip PCRの診断精度を検証した。 その結果、Direct Strip PCRは迅速な検出、高い信頼性および特異度、長期の貯蔵安定性を達成し、検出能は定量的PCR(qPCR)と同等で、施設間の変動性はqPCRより低かった。9種の病原体検出でのDirect Strip PCRと定量的PCRの一致度は高く、陽性一致率は98.8%-100%、陰性一致率は99.8%-100%、κ係数は0.969-1.000だった(P<0.001-0.031)。Direct Strip PCRと定量的PCRの結果に強い相関が見られた(ρ=0.748、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors C...