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COVID-19患者、腹臥位で挿管リスク改善せず

2020年10月16日  専門誌ピックアップ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による急性呼吸不全で経鼻高流量酸素療法(HFNO)を実施した入院患者199例を対象に、患者体位を意識下腹臥位にした場合の挿管リスク回避効果を前向き多施設リスク調整観察コホート研究で検討した。 その結果、挿管を実施したのはHFNO単独群60例(41%)、HFNO+意識下腹臥位併用群22例(40%)で、意識下腹臥位を併用しても挿管リスクは低下しなかった(リスク比0.87、P=0.60)。挿管までの日数は、HFNO+意識下腹臥位併用群(中央値1日)の方がHFNO単独群(2日、P=0.055)より挿管遅延の傾向を認めたが、28日死亡率の改善効果は認められなかった(リスク比1.04、P=0.92)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...